皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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rintaroさん |
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平均点: 7.33点 | 書評数: 24件 |
No.3 | 6点 | 眩暈- 島田荘司 | 2008/09/25 14:49 |
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メイントリックは渦巻きの話を知っていたので早々解ってしまった、氏も大方の手記の解明は前半~中盤ですましてるからそんなことはお見通しなのだろうが。ただ氏の作品の犯人全般に言えることなのですが、大掛かりな割りにメリットが少ないトリックを行うことが多いと思う(占星術殺人事件など)、だからどうしても犯人の行動について首を傾げてしまう、まるでトリックを実行するために犯行を行うようです。ちなみにエレベータと秘密の部屋のネタは良かった、斜め屋敷とか摩天楼の怪人とかそうだけど氏の本髄は建物トリックにあるような気がする。 |
No.2 | 4点 | ネジ式ザゼツキー- 島田荘司 | 2008/08/27 17:35 |
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途中までは良かった。普通に小説として面白かったが、後半どんどんしりつぼみしていくのが残念だった。特にフランコのネジ事件にたどりついてからは単につまらない推理小説、肝心のネジ式の首の真相は正直氏の短編レベルのネタだった。ただ評価できる点としては作中作のエゴンの小説が幻想的で好きだったのと、不可解な銃痕の解明の論理は良かったと思う。 |
No.1 | 7点 | 摩天楼の怪人- 島田荘司 | 2008/07/04 16:51 |
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怪人の隠れ場所のアイデアが凄く良いと思いました、たしかに「あそこ」は普通に暮らしてる分には盲点ですよね(笑)ただミステリーとしては少しフェアさが足りなかったかなと、ただホームズや後期の明智小五郎もののような、いわゆる通俗探偵小説として評価するのなら文句なく面白いです。 |