皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
白い風さん |
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平均点: 6.24点 | 書評数: 432件 |
No.16 | 6点 | ポイズンドーター・ホーリーマザー- 湊かなえ | 2017/02/13 23:30 |
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6編の湊さんらしいイヤミスでしたね(笑)
母娘、姉妹、友人と身近にいる者だからこそ、お互いの心が見えなくなるだね。 とは言えどの話も勘違い・すれ違いが大き過ぎ!(笑) まっ、だから事件になっちゃっているんだけどね。 個人的には「ベストフレンド」が良かったかな。 逆にラストの「ホーリーマザー」は部外者の理穂が何で弓香に逆ギレしているの??と思っちゃった。 |
No.15 | 5点 | ユートピア- 湊かなえ | 2016/03/06 23:22 |
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久し振りに初期の頃のような後味の悪い内容でしたね(笑)
(と言っても『告白』などのレベルではありませんが) メインの女性3人がちょっと事件との関わりが薄かったのが残念ですね。 それに最後に一気に話をまとめた感があったのも少し残念だったかな。 |
No.14 | 7点 | 絶唱- 湊かなえ | 2015/06/29 22:59 |
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震災を背景にシングルマザーなど重苦しいテーマを含んでいましたが、場所が南の島トンガだからなんでしょうか、そう重苦しさを感じませんでした。
前作同様、短編集の連作を上手く使われてましたね。 アクの無い湊作品も好きになってきました(笑) |
No.13 | 7点 | リバース- 湊かなえ | 2015/06/18 22:59 |
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過去のある事件に関する告発文から主人公はその事件を振り返ることになる。
親友だと思っていた彼の事を調べると知らないことも多々でてくることに。 そしてラストは意外な真実にたどりつくことに…。 ストーリーには直接関係ないけど、やっぱり珈琲が気になりますね(笑) 一時期はもう読むのを止めようかな?と思っていたけど最近の湊作品は楽しめてます。 |
No.12 | 4点 | 豆の上で眠る- 湊かなえ | 2014/11/03 13:17 |
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少女誘拐事件を小学生の妹目線で語られた小説でした。
ただ、やっぱり主人公が子供なので感情移入は出来なかったな。 テーマは犯罪被害者の心情なのかな? それとも家族愛なのかな? 私にはこの両親のとった行動は理解不能だったけどね。 (それまでの数年間を忘れられるものかな?) |
No.11 | 5点 | 母性- 湊かなえ | 2013/05/07 22:49 |
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母親と娘の正に”母性”愛がテーマでしたね。
湊さん特有の現在の事件と過去を振り返る手記の手法ももう完全慣れました。 それ故、中盤で大まかな結末は見えてきましたけどね(笑) ただ今回も登場人物には感情移入は無かったな~。 まっ、それが湊作品なのかな?(笑) |
No.10 | 5点 | 望郷- 湊かなえ | 2013/03/19 22:23 |
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島の住民の気持ちを描いた6編の短編集。
基本子供の時のイジメなどによる心の傷を持った主人公の話が多かったですね。 だから、やっぱり暗かったね。 冒頭の「みかんの花」が一番ミステリらしかったので面白かったかな。 ラストの意外性では「海の星」が一番でした。 |
No.9 | 5点 | 白ゆき姫殺人事件- 湊かなえ | 2013/01/30 22:56 |
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週刊誌記者に語る叙述方法にプラス、巻末にネットのカキコミ&週刊誌と新しい手法でしたね。
ただ、1章を読んでは巻末へと忙しかった(爆) 犯人当てのミステリとしてはビミョウかな? 今回はネットを含め、報道が話の中心ですね。 その中心にいる週刊誌記者が湊作品らしい”ゲス野郎”だったけどね(笑) |
No.8 | 6点 | サファイア- 湊かなえ | 2012/08/17 21:54 |
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宝石にまつわる7つの短編集です。
最後の「サファイア」・「ガーネット」以外は単独の短編集でしたね。 放火魔の女・刑務用老人ホームの男・雀の女・・・など系統の違った作品で楽しめましたね。 「猫目石」は相変わらず湊さんらしい嫌な人物だらけだったしね(笑) 逆に「ムーストーン」は青春物でよかったよ! |
No.7 | 6点 | 花の鎖- 湊かなえ | 2011/09/22 20:19 |
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一番の感想は最早湊さんの定番となりつつある同時進行の書き方を今回は上手く使ったな、ってことだな。
ミステリだから当然、最終章(第6章)で全てが明らかになるけど、その前の第5話で大体把握できそうだね。 地方都市の商店街にある和菓子屋『梅香堂』と花屋を上手く使っていたと思う。 ただ、話の節々に出てくる画伯のことはもう少し真相と絡んでいるともっと面白かったかな。 なんか、とって付けた感じが否めなかったので。 |
No.6 | 7点 | 往復書簡- 湊かなえ | 2011/01/28 17:46 |
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前作がちょっとオイラに合わなかったけど、今回は面白かった。
特に「二十年後の宿題」が好きかな。 当然3編とも事故・事件が付きまとうけど、湊さんには珍しく(笑)人物に共感できたのも好印象の一因かな。 全編、封書でのやりとりも気にならなかったよ。 |
No.5 | 3点 | 夜行観覧車- 湊かなえ | 2010/09/13 17:45 |
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内容は被害者家族より加害者家族のウェートが大きかったかな。
ただ、加害者家族の話では東野圭吾さんの「手紙」との差は大きいと思う。 また、ミステリー度も低く、ラストのどんでん返しも無かったので評価も低めです。 登場人物の多くにも感情移入出来ませんでした。 |
No.4 | 6点 | Nのために- 湊かなえ | 2010/08/05 23:17 |
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パターンは基本これまでの作と同じかな?
でも、慣れてきたから読みやすかったね。 犯人が誰?真相は何?って感じよりその場にいた者の心理を楽しむ感じかな。 |
No.3 | 7点 | 告白- 湊かなえ | 2009/12/02 21:59 |
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図書館で半年待ちでやっと読めました。
先に”贖罪”を読んだので新鮮味は薄れたけど、十二分に楽しめました。 少年犯罪とその被害者の心情・復讐などを含めラストへの移行もそれなりに面白かったです。 ただ、流石に報復の仕方はやり過ぎの気がしないでもないけどね。 |
No.2 | 6点 | 少女- 湊かなえ | 2009/11/18 12:28 |
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1人称二視点は時たま見る手法だけど、あまりにも短い間での展開でもあり最初は戸惑いました。
登場人物が少ないなか、二人の出会う人間関係があまりにも上手くマッチするのが出来すぎ感があったのは否めません。 思春期にある女子高校生の友情のビミョウな関係などは読んでいて面白かったかな。 |
No.1 | 8点 | 贖罪- 湊かなえ | 2009/10/29 20:47 |
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先に「告白」を読みたかったが、図書館の予約関係で先にこっちを読みました。
犯罪加害者の弟を描いた東野圭吾さんの「手紙」や罪を背負った少年少女時代を送った天童荒太さんの「永遠の仔」を連想しました。 だから、私は高評価ですね。 「告白」「少女」も読むのがたのしみです。 |