海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

こもとさん
平均点: 6.60点 書評数: 86件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.4 7点 すべての美人は名探偵である- 鯨統一郎 2008/05/09 13:05
 主役は、静香と東子(はるこ)のダブルキャスト?
 いやいや、やはり主役は「邪馬台国~」でその女王様度を世に知らしめた、早乙女静香でしょう。 いえ、活躍するのは確かに東子なんですけど、やっぱり主役は静香なんだな(笑) たぶんこれはもう、作者の手を離れて、キャラクターが一人歩きしている状態か、と。
 たとえ東子が徳川家光の謎を解き、ずいずいずっころばしの謎を解こうとも、また、ミスコンにどれ程の強敵が現れようとも、静香のかっとばした性格の前には、謎解きなんてほんの小さな次元に過ぎない・・・そう思わされてしまう。 怖いミステリだと思う(笑)

No.3 5点 みなとみらいで捕まえて- 鯨統一郎 2007/10/31 00:13
 『バカミス』が誉め言葉だって初めて知りました。 「よくこんなこと思いつくなぁ」という作品に与えられる賞賛なのだそうです、ホントは。
 半任優里、南登野洋子、名丹廷、ダイビングメッセージ? その他諸々・・・いやいや、こんな笑いを誘うネーミングに騙されてはなりませぬ。 謎解きもきちんとお楽しみ下さい。
 ・・・と言いつつ、半任の独白ツッコミに、思わずクスリ。 こんな脱力系の笑いが取れる作家を、私は鯨氏しか知りませんが(笑)

No.2 9点 邪馬台国はどこですか?- 鯨統一郎 2007/10/15 23:52
 邪馬台国がそんなところにあるなんて!?
 ブッダが悟りを開いてないって!?
 聖徳太子の正体が誰だっていうの!?
 いやはや、なんと馬鹿げたことをと、思うなかれ。 宮田六郎が次々と繰り出す新説を、あなたには否定する材料がありますか?(笑) 超お気に入りの連作短編集。

No.1 7点 浦島太郎の真相 恐ろしい八つの昔話 連作推理小説- 鯨統一郎 2007/10/13 12:43
 誰もが知る既存の話に、新解釈を加える設定は、鯨氏のスタンダードだ。 中には、こじつけとしか思えない、無茶な解釈もあるけれど、妙に納得してしまう解釈も多いので、これが侮れない(笑)
 若い方にはハードルが高すぎるかもしれないが、ヤクドシトリオのコアな昔話も、思わず吹き出してしまう程、私には楽しかった。
 オススメはやはり表題作。 ええ、これこそ浦島太郎の真相に違いありませんから(←鯨氏信奉者/笑)

キーワードから探す
こもとさん
ひとこと
 基本は、「ネタバレのない書評」とします・・・。
好きな作家
藤原伊織(ダントツ)、真保裕一、大沢在昌、鯨統一郎、石持浅海、加納朋子、恩田陸、ア...
採点傾向
平均点: 6.60点   採点数: 86件
採点の多い作家(TOP10)
恩田陸(5)
北森鴻(5)
鯨統一郎(4)
真保裕一(4)
島田荘司(4)
井上夢人(3)
蒼井上鷹(2)
綾辻行人(2)
柳広司(2)
青井夏海(2)