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[ 本格/新本格 ] ヴァルハラ城の悪魔
宇神幸男	出版月: 1997年03月	平均: 5.00点	書評数: 1件

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講談社 1997年03月

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No.1	5点	nukkam	2014/03/09 01:05
(ネタバレなしです)　1997年発表の本書は音楽ミステリ四部作の番外編的な作品で、意表をついた真相が好き嫌いが分かれそうな本格派推理小説です。豪華絢爛な舞台(残念ながら見取図はなし)、クラシック音楽、美酒美食と夢のような世界が描かれていますが、(ミステリーの必要条件ではないとはいえ)私のような読者にも夢を見させるようなロマンチックな描写になっていないのはちょっと残念。似たアイデアはチェスタトンやエラリー・クイーンにもありますが本書はかなり大掛かりな仕掛けになっています。ヒロインのキャラクターは嫌いの方に投票する読者が多そうな気がしますが(笑)。