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[ 本格/新本格 ]
天命の扉
改題『天命の扉 県警捜査一課・城取圭輔』
遠藤武文 出版月: 2012年07月 平均: 4.00点 書評数: 1件

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角川書店(角川グループパブリッシング)
2012年07月

KADOKAWA/角川書店
2014年04月

No.1 4点 2023/03/25 09:42
作品紹介には「渾身の社会派密室ミステリ」としてありますが、松本清張以来のリアリズム文学的意味での社会派では全くありませんし、殺人現場である長野県議会議場には議員や報道陣が多数いたわけですから、銃が発見されないという謎はあっても、密室とまでは言えなさそうです。
狭義の「トリック」ということでは、この消えた銃の謎に関するものだけで、これは某米国作家の短篇と同じアイディアです。さらに日本では有名作家にその米国作品以前に別方法を使った似たトリックがあります。そんなわけで、殺人事件直後の調査結果の段階で、このトリックについてはすぐわかってしまいました。
まあ、中心となるのは善光寺の秘仏蘊蓄を絡めた犯人の動機の方でしょうが、相当無茶(異常)な動機設定です。ダミー犯人の思い込みも大げさすぎますし、クライマックスのサスペンスは悪くないのですが…


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遠藤武文
2014年07月
フラッシュモブ
平均:6.00 / 書評数:1
2012年07月
天命の扉
平均:4.00 / 書評数:1
2012年03月
炎上 
平均:7.00 / 書評数:1
2011年09月
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平均:6.00 / 書評数:1
2011年08月
パワードスーツ
平均:5.00 / 書評数:1
2010年06月
トリック・シアター
平均:5.00 / 書評数:5
2009年08月
プリズン・トリック
平均:5.55 / 書評数:20