皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
|
[ サスペンス ] サイバーテロ 漂流少女 サイバーセキュリティコンサルタント・君島悟 |
|||
|---|---|---|---|
| 一田和樹 | 出版月: 2012年02月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 2件 |
![]() 原書房 2012年02月 |
| No.2 | 6点 | 八二一 | 2025/11/15 17:12 |
|---|---|---|---|
| サイバーセキュリティコンサルタントの君島を主人公とするシリーズ2作目。
インターネットを駆使してテロを企てる子供たちと君島の対決を描いたサスペンス。サイバー犯罪の未来を予見したような内容には非常に驚かされる。 |
|||
| No.1 | 6点 | 空 | 2017/09/29 21:46 |
|---|---|---|---|
| 実際にサイバーセキュリティ情報サービス事業をやっていた作者による、サイバーセキュリティ・コンサルタント君島悟のシリーズ第2作です。
冒頭の出来事については、いくらなんでも2011年の段階で現実にはそれはないでしょう。たとえ外部から操作すべてをコントロールできるとしても、君島がその条件を挙げているとおり、状況的に無理があるのですが、その作中での疑問はうやむやなままになってしまっています。それにしても、このシーンをプロローグ的に使う意味は、あまり感じられませんでした。 それでも、SFに片足突っ込んだミステリとしては、なかなかおもしろいと思います。全国的な金融等の混乱を引き起こすサイバーテロ計画の全貌がだんだん明らかになってきて、その対策を考えるあたり、タイムリミット・サスペンスが効いています。そのテロ事件が一応解決した後の全体的な真相解明もかなり鮮やかでした。 |
|||