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[ パスティーシュ/パロディ/ユーモア ]
あたしにしかできない職業
ステファニー・プラム
ジャネット・イヴァノヴィッチ 出版月: 1997年10月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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扶桑社
1997年10月

No.1 6点 2021/03/13 09:18
ステファニー・プラム・シリーズの第1作邦題は『私が愛したリボルバー』でしたが、第2作の本作ではタイトルの一人称が「あたし」に変わっていて、本文でもやはり「あたし」です。なるほど、ヴィクやキンジーなら間違いなく「私」あるいは「わたし」でなければなりませんが、このシリーズは「あたし」の方が似合います。
裁判所に出頭せず行方をくらました保釈中のケニーが相当の悪であり、警察からも今回の逮捕事由とは別件で容疑をかけられていることは、ほとんど最初からモレリ刑事の話でわかります。このモレリ刑事とステファニーとの関係が、ステファニーの家族状況とからまって、なかなか楽しめます。ただこの作者のユーモアは、本作では特に文章よりも映像化した方が笑えるのではないかと思えました。
24個の棺桶盗難事件とケニー事件との関係は、悪くはありませんが、まあそんなところでしょう。


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