皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ SF/ファンタジー ] 二重螺旋の悪魔 |
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梅原克文 | 出版月: 1993年08月 | 平均: 7.50点 | 書評数: 2件 |
朝日ソノラマ 1993年08月 |
角川書店 1998年12月 |
創土社 2015年03月 |
No.2 | 7点 | TON2 | 2012/11/11 17:07 |
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角川ホラー文庫
DNAの解読にともなう、SF・ホラーともいうべき作品です。 この作者の文体はつまらない比喩が多く読みづらかったです。また、「成功した。成功ではなかった。」というような記述も多く、上手とはいえません。 しかし私にとっては、この本は新しい神の概念を示してくれたことが最大の成果でした。ビッグバン直後の膨大な量の粒子の濃淡のパターンが、0と1のデジタル信号となったというのは面白いと思います。 |
No.1 | 8点 | Tetchy | 2009/09/24 23:57 |
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梅原氏のデビュー作。
瀬名秀明氏の『パラサイト・イヴ』に先駆けること1993年に発表したバイオホラー・エンタテインメント。 とにかく次から次へ読者を愉しませるアイデアを放り込み、読者にページを繰る手を休ませようとはしない。 また『幻魔大戦』や『クトゥルー神話』など、作家の趣味だと思われる物も詰め込み、上下巻1,000ページを駆け抜ける。 最新(1993年当時に構想のみされていたものも含めた)のバイオテクノロジーからダーウィンの進化論、そして恐竜の絶滅から新約聖書、サイバースペースなどなど、多種多様なジャンルを盛り込み、壮大なスケールで描いたスペクタクルホラー。一言で云おうとすると、修飾語が多く付きすぎて収拾が付かなくなるほど、盛り沢山のエンタテインメント作品。 |