皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 時代・捕物帳/歴史ミステリ ] 修羅にしてリラのごとく |
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| 弥生小夜子 | 出版月: 2026年07月 | 平均: 7.50点 | 書評数: 2件 |
![]() 双葉社 2026年07月 |
| No.2 | 8点 | 虫暮部 | 2026/10/21 13:40 |
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| 骨太にして繊細な、血よりも水が濃い年代記。ロクデナシもマシな奴もキャラクターの厚みが半端でない故、摩擦が多く読み応えのある群像劇に仕上がっている。
それだけに、入れ子構造にして時系列を混乱させる意義がどれ程あったのか疑問だ。確かに多少のトリックが潜んではいたが、作品に於ける比重はさほどでもない。ストレートにドーンと読ませるだけの強さを具えた物語に余計な装飾を付けてしまったのでは、と言う気もする。 |
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| No.1 | 7点 | みりん | 2026/09/15 20:04 |
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| 戦後から現代まで、苛烈な運命を背負った女性の生き様を描いたノワール小説?現代で起こった無理心中事件の真相がその女性の手記に隠されているというミステリー小説でもある。
育ての親である遊女が病死し、小学生にしてヤクザに引き取られるという壮絶な環境で育った珠々の叙事詩だけでも、読み応えは十分。352ページと決して分量が多いわけではないが、時代を跨ぐためなのか、あまりに色々な出来事が降りかかるからなのか、かなり読み疲れる。現代で起こった無理心中事件は、手記の最後の最後までその輪郭が見えてこない。そこに至るまでの枝葉を味わうだけでお腹がいっぱいだ。この時代に生まれたならばこんな人生もあったのかもしれない。著者渾身の力作。 |
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