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[ SF/ファンタジー ]
さばくの町のXたんてい
阿部隆夫・絵
別役実 出版月: 1991年02月 平均: 7.00点 書評数: 1件

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講談社
1991年02月

No.1 7点 クリスティ再読 2026/05/15 09:48
本サイトでも多少ジュブナイルの採点があるけども、本作はなんと童話だ!

ジュブナイルなら大人向け小説の子供向けリライトがいくらでもあるけど、童話はさすがにそれは無理というものだ。なので、別役実が別途書いた「探偵物語」「探偵X氏の事件」のキャラである、探偵X氏をフィーチャーした童話である。まあこの探偵X氏シリーズは不条理演劇の日本代表である別役実らしい、逆説メインのファンタジー的「探偵物語」なので、童話との相性もバッチリなのである。

「みっしつじけん?」
「だれも、はいる ことも でる ことも できない へやの 中で おきた じけんの ことを、そう いうのさ。これは じけんの なかでも、いちばん むずかしい ものなんだよ。」

となんと密室事件なのである(苦笑)海と砂漠に挟まれた「さびしい町」に住むX探偵のもとを訪れたのは動物園の人気者、ピンクの象だった。依頼はその象の体が徐々に消えつつあるのを止めてほしいというもの。X氏は解決のために奔走するが...それはピンクの象が登場したときにまで遡る。

「さびしい」情感の溢れる泣ける話。素直にいいなあ。伏線バリバリ。ミステリであることは一瞬も疑う余地がない。
ちなみに「小学1年生から」。子どもの頃に出会っていたかった童話だよ。


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別役実
1991年02月
さばくの町のXたんてい
平均:7.00 / 書評数:1
不明
探偵物語
平均:6.00 / 書評数:1