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[ サスペンス ]
雨音
久永実木彦 出版月: 2026年01月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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KADOKAWA
2026年01月

No.1 6点 虫暮部 2026/04/28 13:04
 ドキュメンタリー映画云々は、事件当事者にしてみれば本当に低俗で不謹慎。結果的に “貴重な記録” とやらになったとしても、その為に二次被害を受ける義理は無い。前半を読む上で、語り手の意識の甘さがどこまでも付き纏った。
 ところが後半、ベニのアンバランスな魅力(浴衣は起伏のないスタイルの方が似合うと言うので、さぞかし……)や、突き落とされたような喪失感が、別の話みたいに感じられた。これは果たして作者の狙いなのか。
 気持の真ん中にある微妙な部分をガシッと容赦無く摑み出す手管には長けているが、見るとそこにはヌラヌラ動く心臓が何故か二つあるのだ。それは違和感が大きくて、あまり効果的だとは思えなかった。


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久永実木彦
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平均:6.00 / 書評数:1
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