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[ 時代・捕物帳/歴史ミステリ ]
三屋清左衛門残日録
藤沢周平 出版月: 1989年09月 平均: 8.00点 書評数: 1件

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文藝春秋
1989年09月

文藝春秋
1992年09月

文藝春秋
1994年02月

No.1 8点 ALFA 2026/01/06 08:02
まぎれもないミステリーだがこれまで書評がないのは、作者が人情時代小説の大家と位置づけられているせいか。
15話からなる連作短編だが長編の色合いが濃い。
主人公は、藩の重職「用人」を辞して家督を譲った三屋清左衛門。楽隠居のはずが絶妙な立場を見込んで様々な相談事が持ち込まれる。
慎重な扱いを要する事件や因縁話などの陰に不穏な気配が見えかくれし、やがて藩の存続を揺るがす凶々しい企みが明らかに・・・
相棒は幼なじみで現役の町奉行、佐伯熊太。「静」の清左衛門、「動」の熊太の名コンビ。

藤沢周平は、ミステリーのお約束である読者向けの謎解きが少なく人情話が多いからピュアなミステリーファンには敬遠されそうだが、この作品はバランスがいい。端正な楷書のような文体も心地いい。

何度かドラマ化されているが、初老の仲代達也が懐かしい。濃い芸で佐伯熊太を演じた財津一郎もはまり役。


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藤沢周平
1989年09月
三屋清左衛門残日録
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