海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ ホラー ]
夜廻(よまわり)
保坂歩 出版月: 2017年02月 平均: 5.00点 書評数: 1件

書評を見る | 採点するジャンル投票


PHP研究所
2017年02月

PHP研究所
2019年07月

No.1 5点 メルカトル 2024/07/31 22:07
真夜中の世界には、ときどき妙なものがいる。
静かな通学路、仄暗い電柱の陰、シャッターが閉まった商店街、月明かりだけが頼りの畦道、鬱蒼とした森の中に佇む神社、山道の先にあるトンネル。
彷徨うもの、恐ろしいもの――そして、――が現れる不気味な夜の町で「大切なもの」を探し求め続ける二人の姉妹は、再び朝を迎えることができるのか
Amazon内容紹介より。

これは大の大人の読む本ではありませんね。せいぜい中学生くらいが喜びそうなホラーです。全然怖くはありません。雰囲気を楽しめれば御の字で、過度な期待は禁物です。Amazonの評価は不当に高すぎると思います。

母を亡くし、父親は仕事でほとんど家を留守にしている幼い姉妹の心の拠り所は飼い犬のポロ。そのポロが散歩中に消えたという妹を残して、夜の町をポロを探しに出た姉を待ち受けていたものは何か?後を追う様に妹も勇気をもって姉と飼い犬を探しに家を出る。そして妹も様々な怪異と遭遇し・・・。
という話です。インディゲームのノベライズ作品で、迫力はないですが情緒的なムードを作り出しているのは評価できると思います。まずまずとしか言いようがありませんね。


キーワードから探す
保坂歩
2017年02月
夜廻(よまわり)
平均:5.00 / 書評数:1