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[ SF/ファンタジー ] 夜を歩けば1 ザクロビジョン 夜を歩けばシリーズ |
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あやめゆう | 出版月: 2014年04月 | 平均: 7.00点 | 書評数: 1件 |
中央公論新社 2014年04月 |
No.1 | 7点 | メルカトル | 2023/12/16 22:53 |
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地方都市七枷市に暮らす宮村一野は、人の雰囲気を視覚化する異能を持ち、異能者トラブルを処理する事務所で働いている。ある日、ビルから人が落ちるのを目撃。事務所が調査を進めている連続飛び降り事件と関連するとされ、担当することになってしまうが…。現代異能ファンタジー堂々開幕!
『BOOK』データベースより。 まずタイトルが良いですね。夜を歩けば・・・何かが起こるって事なのかな。私自身はお酒を飲まないので、夜街中を歩く機会はあまりないのですが、それでもその空気感は好きなのです。 言ってしまえば、これラノベによくある異能もので、特段風変わりな訳ではないですが、ミステリ寄りなのが異色なのかも知れません。何しろ連続飛び降り事件ですからね。そして主人公を始めその仲間達がアルバイト探偵と云うのもちょっとばかり変わり種です。 私と感性が合っているのか、文章が上手いとかではなく、その表現力が豊かで心理描写も情景もありありと目の前に浮かんでくるのです。 派手なアクションやバトルはありません。しかし、プロットの妙や伏線の張り方、犯人を追い詰めていく緊迫感など見どころ満載です。個人的には、女子高生石本さん、石本花梨(いしもとかりん)が可愛いんですが、普通っぽいところが何とも言えず好感が持てました。本作の魅力の半分位を背負っていると言っても過言ではありますまい。 |