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[ SF/ファンタジー ] 殺竜事件ーa case of dragonslayer 戦地調停士シリーズ |
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上遠野浩平 | 出版月: 2000年06月 | 平均: 4.00点 | 書評数: 1件 |
講談社 2000年06月 |
講談社 2018年04月 |
No.1 | 4点 | メルカトル | 2023/05/25 22:51 |
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竜―人間の能力を凌駕し、絶大なる魔力を持った無敵の存在。その力を頼りに戦乱の講和を目論んだ戦地調停士・ED、風の騎士、女軍人。3人が洞窟で見たのは完全な閉鎖状況で刺殺された竜の姿だった。不死身であるはずの竜を誰が?犯人捜しに名乗りをあげたEDに与えられた時間は1ヵ月。刻限を過ぎれば生命は消え失せる。死の呪いをかけられた彼は仲間とともに謎解きの旅へ!
『BOOK』データベースより。 あー、くそー、こんな筈じゃなかったのに・・・とは私の心の声。もう少しミステリ色が濃いのかと思っていたら、ファンタジー9、ミステリ1でした。タイトルの通り、誰が何の為に、一体どうやって竜を殺したのかを三人の男女が容疑者を追って旅をする物語。旅の途中では様々な状況で怪しげな強者達と対峙し、論戦を繰り広げたり、博打で勝負したりと異国情緒も相まってそれなりに楽しめはしました。しかし、肝心の戦地調停士EDは特段推理する訳でもなく、全然ミステリじゃないじゃんと思ってしまいました。 結局最後の最後で真相は明らかにされますが、如何にもショボい印象は拭えません。大したトリックがある訳でもなく、動機も曖昧でイマイチ納得出来ませんでした。そしてその殺害方法も詳しく調べれば直ぐに判明する程度のもので、意外性が全くありません。 相変わらずAmazon評は意味分かりませんねえ。 |