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[ サスペンス ]
ディーバ
デラコルタ 出版月: 1983年11月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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新潮社
1983年11月

No.1 6点 2022/06/11 07:27
小説の他ヨガや禅の本も書いているダニエル・オディエが別名で1979年に発表した作品で、ただDelacortaだけの名前では本作と同じゴロディッシュとアルバのコンビシリーズなど、かなりのミステリを発表しています。ただ邦訳は今のところ本名作も含め、本作のみのようです。本作が邦訳された理由はもちろん、ジャン=ジャック・ベネックス監督による映画化。新感覚フランス映画の開幕を告げたと評判になった映画は、ミュージック・ヴィデオ的なスマートな映像センスが特徴でした。
その原作はというと、映画はうろ覚えですが、明らかに異なるところがかなりあります。ディーバ(歌姫、ラテン語の女神が語源)にあこがれる青年ジュールが一応主役で、2つのテープに関する事件の絡み合わせ方は同じなのですが。でもゴロディッシュはどうしてもR・ボーランジェの表情・口調が頭に浮かびます。ラスト・シーンは映画の方がよかったかなぁ。


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デラコルタ
1983年11月
ディーバ
平均:6.00 / 書評数:1