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[ その他 ] トップラン 第5話 最終話に専念 トップランシリーズ |
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清涼院流水 | 出版月: 2000年12月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
幻冬舎 2000年12月 |
No.1 | 5点 | メルカトル | 2020/07/15 22:58 |
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水面下での駆け引きが次々と暴かれ、嘘つき勝負「一巻の終わりクイズ」は意外な終幕を迎えた。「よろず鑑定師」貴船天使は夜闇に姿を消し、謎の女・孤森ヒカルの影が見え隠れする。トップラン・テストの「M資金」「Y3K―西暦3000年の問題」とはなにか?残すは最終話のみ。20世紀にとどめを刺す書き下ろし文庫シリーズ第5話。
『BOOK』データベースより。 一巻の終わりクイズの最終局面を迎えます。残ったのは二人、恋子と少年狼。ここで物語はクライマックスに達する頃になります。前話で姿を現すかに見えたキツネ目の天才少女、狐森ヒカルは結局未だその正体さえ明らかにならず、期待に反して大した役割をしているようには思えませんでした。その後消えた貴船天使を追って、恋子の叔父で探偵の笙造が決着を付けるかと思われたが・・・。 しかし、謎の全貌はまだまだ明かされず、貴船天使の正体、どんな狙いがあって恋子にテスト、クイズを仕掛けたのか。背後にはまだ何かありそうですが、果たして最終話で全てが収束されるのか、不安でいっぱいです。現在その最終話を読んでいるところですが、一向に物語が進行せずイライラ感が募っています。 清涼院流水の最高傑作と言う人もいますが『コズミック』を超える作品は今後も書かれることはないでしょう。 |