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[ SF/ファンタジー ] 十年屋 |
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廣嶋玲子 | 出版月: 2018年07月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
静山社 2018年07月 |
No.1 | 6点 | まだ中学生(仮) | 2018/11/15 20:43 |
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すっかり使わなくなったし、取って置いても仕方がないのに、どうしても捨てられない、捨てたくない一品。「十年屋」は誰かにとって大切なものを思い出と共に10年間、魔法で預かる魔法使い。預け賃は「依頼主の寿命1年分」。
小さい頃いつも一緒だったぬいぐるみ、壊れた時計、会えなくなった友達と作る約束だった雪だるま。預かれないものはないが、契約を破ると手痛いしっぺ返しが待っているからご用心。他人から見たらがらくたでも、依頼主には命を削っても守りたかったもの。いったいどんな思い出が詰まっているのか。 執事を務めるもふもふの猫カラシのかわいらしいセリフも読みどころ。「銭天堂」「もののけ屋」シリーズで人気の作家が手掛ける心温まる魔法の物語。 |