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[ 本格/新本格 ]
殺人二都物語
矢島誠 出版月: 1991年10月 平均: 4.00点 書評数: 1件

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青樹社
1991年10月

No.1 4点 nukkam 2017/02/23 09:59
(ネタバレなしです) 1991年発表の犯罪小説と本格派推理小説のジャンルミックス型の作品です。オースティン・フリーマンやF・W・クロフツの倒叙本格派推理小説とは異なり、犯人の正体は明かしても犯人のトリックについては読者に対して謎のままにしています。14年前の学生時代に人を殺してしまった男がその事実を知る何者からの脅迫状を受け取るところから物語は始まります。殺人犯は脅迫者と思われる人物を殺害し、探偵役(男女の記者コンビ)が真相を追究します。第4章や第5章で予期せぬ出来事に殺人犯を巻き込んで物語にアクセントを付けているのが工夫ですが、全般的には平凡な出来の印象です。人物描写に生彩がなく、気の利いた謎解き手掛かりもなく、最後に明かされるアリバイトリックは強引かつあまりにも好都合的な仕掛けでした。何を長所として紹介すればいいのか困ってしまいました。


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矢島誠
2002年07月
倉敷・白壁小路殺人事件
平均:3.00 / 書評数:1
1991年10月
殺人二都物語
平均:4.00 / 書評数:1
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時の殺意 京都
平均:6.00 / 書評数:1
1988年05月
「六大都市」Kの殺人
平均:5.00 / 書評数:1