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ミステリの祭典

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ねずみとねこさんの登録情報
平均点:6.00点 書評数:3件

プロフィール| 書評

No.3 4点 長く短い呪文
石崎幸二
(2002/09/06 16:41登録)
・この作品だけ読んだらそこそこなんですが、石崎作品を読んできた自分としては、「あぁ、やっぱりいい作品を続けて書くのは難しいのかなぁ」と思うくらい、前作、前々作に比べると良くないと思います。
・マニアックな会話が増えて、それはいいんですけど、なんだか、それは他にいい会話の題材が見つからないから代わりにマニアックねたを書こう、と作者が苦しんでいるような気がして読んでいて少し痛々しかったです。私の勘違いならいいのですけど……
・まみちゃん除く、女子高生二人のキャラがかぶっていてもいいじゃないですか……なにも作品中で自分で言わなくたって、ねえ。そして石崎さんもどんどん自分を貶めていく……。
・トリック(?)はどうなのでしょう。あまり「あ!」とか思えなかった。推理小説のトリックに驚きを求めたい私には少し、悲しかったです。


No.2 7点 あなたがいない島
石崎幸二
(2002/09/06 16:31登録)
・「日曜日の沈黙」に比べて、女子高生二人が馬鹿になっているような気がします。まあ、いいんですけど……。
・「無人島に一つだけ物を持っていくとしたら何を?」から入るミステリーというのが、すごく面白い入り方だな、と。


No.1 7点 日曜日の沈黙
石崎幸二
(2002/09/06 16:25登録)
この作品、好きですよ。変に小難しい単語を使いまくり作品を読みにくくした割に、トリックなんかは大したことのないことが多いメフィスト賞の作品群の中では、読者が楽しめて、でもトリックもしっかり……というのがすばらしいと思いました。あと、ミリアとユリに馬鹿にされながらも、いちいちそれに反論しないで、素直に受け流していく石崎さんのキャラって、案外有りそうでなかなかいない性格だと思いません?

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