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ミステリの祭典

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Fヴァンスさんの登録情報
平均点:1.00点 書評数:4件

プロフィール| 書評

No.4 1点 黒死館殺人事件
小栗虫太郎
(2020/01/17 10:42登録)
ミステリーの内容を論じる前に小説として難解すぎて失格だ。
読者に読んでもらってナンボということを忘れ自己陶酔に浸っているとしか思えない文章。この本を最後まで読み切れる人がいるのかと思う。


No.3 1点 どちらかが彼女を殺した
東野圭吾
(2019/07/14 15:56登録)
「私が彼を殺した」の評でも書いたが、最後に犯人を明かさないこのような作品はミステリーの基本からずれたもので論外だと思う。これなら作者は解決編を用意せず、いろいろ謎をかけておいて書きっぱなしでよい。中途半端で放り出したのと同じ。「斬新な試み」と評価する向きもあるが、私は単純にこんなものはインチキだと言いたい。


No.2 1点 私が彼を殺した
東野圭吾
(2019/07/12 17:05登録)
読んだ後不快感しか残らなかった。まるで解答のないクイズを出されたようなもの。(しかも最後になってそれがわかる)。ミステリー作品の基本として、最後に犯人と動機と犯行方法が明かされるべきだろう。そうでないミステリーの体をなしてないこのような作品を、「既成の形式にとらわれない斬新な試み」などと良いことのように言うのは詭弁以外の何物でもない。評価にも値しない論外の対象だ。そのような作品が氏には2,3あるが、それら以外の作品はすばらしいだけに氏の残念な汚点だと思う。


No.1 1点 星降り山荘の殺人
倉知淳
(2019/07/12 16:55登録)
単純にアンフェアでしょ。最低。
ヴァン・ダインの20則に「作中の人物が仕掛けるトリック以外に、作者が読者をペテンにかけるような記述をしてはならない」というのがある。
その則に反するような本作品のだまし方は不愉快であり、途中のストーリィが面白くても最後に台無しにしてしまう。(もっと「これは傑作だ」って納得できる快いだまされ方をしたいものだ)

「アクロイド殺害事件」と対比されるが、アクロイドでは作者は少なくとも嘘はつかないし後から読めばそれなりに手がかりは与えられていることがわかるのでアンフェアとは思わない。

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