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ミステリの祭典

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iaさんの登録情報
平均点:4.96点 書評数:24件

プロフィール| 書評

No.4 7点 ヒトクイマジカル
西尾維新
(2015/02/19 23:30登録)
サイコロジカルの無茶苦茶な叙述トリックと比べるとかなり良い。
もちろんツッコミどころもある。
彼女が記憶を持たないうんぬんとか、移動手段とかおかしい。
それでも叙述で驚けるし、あの一夜の事件は非常にミステリアスで緊迫感に満ちていた。真相を知りたいと非常に強く思った。この感覚は戯言シリーズでもトップクラスだった。

このヒトクイマジカルでシリーズ終わった方が良かったんじゃないかと思う。次のあれを考えると。


No.3 4点 ラッシュライフ
伊坂幸太郎
(2015/02/19 23:21登録)
読後に何も残らなかった。
何がしたかったんだろうこの小説は。
オーデュポンからミステリー要素を抜き取っただけという印象。
泥棒哲学は楽しめた。


No.2 4点 『ギロチン城』殺人事件
北山猛邦
(2015/02/19 23:17登録)
世界観の構築が出来てない。
ギロチン城の存在自体にツッコミどころがありすぎる。

物理トリックの説明が何言ってるかわかりづらい。
せっかくの叙述トリックも頭にあまり入ってこなかった。
理解できたあとも、トリック自体いまいちだと思った。
アリスミラーみたいに一発ネタに特化した方がいいと思う。
キャラ描写は10年前のアドベンチャーゲームのような古臭さがあったけどそれが逆に良かった。


No.1 4点 メルカトルかく語りき
麻耶雄嵩
(2015/02/19 23:11登録)
先人が思いついたけどあえてやらなかった事をやってしまった感。
もやっとする終わり方ばかりでスッキリしない。
メルカトルの万能的なキャラは好きだけど、この本では、作者の都合ですぐねをあげて推理放棄してばかり。弱体化してる気がする。
所詮コマだなと思った。
美袋君の方はピンチに陥ったり人間くさくて良かった。

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