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ミステリの祭典

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ごんたさんの登録情報
平均点:7.33点 書評数:3件

プロフィール| 書評

No.3 8点 夜想
貫井徳郎
(2014/11/10 22:48登録)
この作品はミステリではありませんので普通の文芸作品としての評価になりますが、とても感動的な傑作です。
妻子を失って絶望に打ちひしがれた男の、超能力美少女との出会い、宗教っぽい団体の立ち上げ、教祖を失ってからの絶望と混乱など波乱万丈の物語が描かれます。
読んでる途中は善意の団体が徐々に悪い宗教団体に堕ちて行くダークな話になるのかなぁと予想しましたが、最後はハートフルな結末になっていて救われます。
そしてこの作品の一番の見どころは何と言ってもヒロイン天美遙の人間的魅力。最初から最後まで終始一貫して、裏表のない聖母のような人物として描かれており、ハッピーエンドを願ってやまない気持ちになります。


No.2 6点 智天使の不思議
二階堂黎人
(2014/07/21 18:41登録)
(ネタバレあり)
500ページ近い長編ですが飽きずに最後まで読めます。
容疑者Xとの類似が指摘されますが、自分は女黒幕に献身的に従う男実行犯ってことで白夜行を思い出しましたね。

普通に面白く読めますが、以下の2点が不満。

1.メイントリックがわかりやす過ぎる。普段トリックをまったく見破れない私が見破れたので、ミステリ慣れしてる人は簡単に見破るでしょう。
2.告白書の必然性がまったくわからない。時効になった事件や、事件扱いされていなかった事件まで公にして、真犯人の社会的地位を貶めただけに思える。炎上商法にしたってあまりにもやり過ぎ。34年前にあれだけ苦労して工作してきたのが全部パーじゃん(笑)
誰かわかる人説明してくれ~


No.1 8点 手紙
東野圭吾
(2009/05/02 15:38登録)
物語にぐいぐい引き込まれていって一晩で読んでしまった。実際の世の中ではこのような差別は無いと思うが・・というか無いと思いたい。

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