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ミステリの祭典

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死の天使
ヘンリ・ティベット

作家 パトリシア・モイーズ
出版日1981年11月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 ボナンザ
(2017/10/20 21:30登録)
モイーズ後期のサスペンスものの一つ。例によって首を突っ込んだヘンリがえらい目に合う話だが、緊迫感等はまずまずか。

No.1 6点 nukkam
(2015/01/26 12:14登録)
(ネタバレなしです) 1980年発表のシリーズ第15作で犯罪組織絡みのスリラー小説ですが、このジャンルのモイーズ作品ではベストの出来栄えではないでしょうか。中盤にヘンリの妻エミーが主役になる場面がありますが、誰を信じていいのかわからない状況を作り出してサスペンスを巧みに盛り上げます。美しい風景描写に定評ある作者ですが、本書ではカリブ海のハリケーンに挑戦しているのも読ませどころです。結末も十分に劇的ですがやや駆け足気味に終息してしまい、余韻に浸れなかったのがちょっと惜しい気もします。

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