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ミステリの祭典

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風の日にララバイ

作家 樋口有介
出版日1990年10月
平均点4.50点
書評数2人

No.2 3点 ボナンザ
(2024/01/30 22:08登録)
確かに柚木シリーズを思わせるところがある。ミステリとしては薄いので、この作風が合うかどうかだろう。

No.1 6点 makomako
(2014/12/26 21:36登録)
 この作品は柚木草平シリーズに先立って発表されたものということですが、なるほど柚木シリーズによく似た色合いがあります。ただしこちらに主人公は変な発明はしているようだが、ほとんどプータローなのになぜか金持ち。柚木と同様良い女が寄ってきて気の利いた会話をして、なぜかよくもてる。勿論ミステリーなので謎も殺人も起きるのだが、それよりも登場人物たちの軽妙な会話にどうしても目が行ってしまいます。
 作者は主人公の佐原旬介をシリーズ化しようとも考えたらしいけどやはり柚木草平のほうがよいなあ。だいたい金持ちで怠け者でしかも女にもてるより金がなくてピーピーいっている主人公のほうが共感が持てますよ。

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