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ミステリの祭典

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永遠のディーバ
君たちに明日はない4

作家 垣根涼介
出版日2012年05月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 メルカトル
(2023/02/22 22:28登録)
リストラ面接官・村上真介の今度の相手は、航空会社の勝ち組CA、楽器メーカーでくすぶる元バンドマン、ファミレスの超優秀店長、おまけに、破綻した証券会社のOBたち。企業ブランドも価値観も揺らぐ時代、あなたは明日をどう生きる?全ての働き人たちにパワーを届ける、人気お仕事小説第4弾!
『BOOK』データベースより。

単行本『勝ち逃げの女王』を改題した文庫で読了。最初のCAを被面接者とする単行本表題作を読んだ時、流石にマンネリ化は避けられないとの思いを強くしました。どう見てもワンパターンで、しかも今回は面接官で主役の筈の村上の影が薄い。その分、各被面接者の人生模様が色濃く描かれており、人間ドラマとしては楽しめます。

本シリーズは次作で終わっているようですが、作者もこれ以上続けるのは色んな意味で難しいと考えたのだと思います。正解でしょう。好評だったシリーズですが、一つ外すと読者は離れていくものですからね。人気を保ったまま終止符を打ったのは英断だった気がします。と言ってる間にいきなり復活するとかのサプライズはあるかも知れません。しかし、最終作を読んでみて、この人がどんなピリオドを打ったのかが分からないまま、勝手な事を書いても意味がないのでこの辺りでお終いにしましょう。

No.1 6点 makomako
(2014/11/01 21:46登録)
 前作でもうこれはやめたほうがよいなどと印象を述べましたが、久しぶりに新作が出たらやっぱり買ってしまった。
 最初の「勝ち逃げの女王」はこのシリーズの登場人物や構成を大分忘れていたので思い出すのに役立った程度の作品でした。
 あーあ、やっぱりこのシリーズはネタ切れ風だなあと思っていたのですが、2作目の「ノー・イクスキューズ」でちょっともちなおしてこのシリーズに入り込むことができました。そして3作の「永遠のディーバ」は素晴らしく、感動しました。一途な人間がもう一度一途にやってみる姿勢とそれを助けるのが同じ青春を競った仲間という、ある意味くさい設定も私にはよかったです。
 4作目の「リヴ・フォー・トゥデイ」もまあおもしろい。
 全体として1作目のインパクトには及ばないが、2作、3作よりはかなり良かった。

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