home

ミステリの祭典

login
スリー・パインズ村の無慈悲な春
ガマシュ警部シリーズ

作家 ルイーズ・ペニー
出版日2011年05月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 八二一
(2020/03/08 19:39登録)
主役級から脇役にいたるまで、特に女性キャラクターの造形は秀逸。結ばれた感情がカタルシスへと導かれる。偉大なものにふれた、という感動に浸された。

No.1 6点 nukkam
(2014/10/01 19:44登録)
(ネタバレなしです) 2008年発表のガマシュ警部シリーズ第3作である本書は2つの物語で構成されています。1つは殺人事件の謎解きとしての物語、もう1つはかつての警察スキャンダル絡みでガマシュ警部が苦境に陥る物語です。複数の物語が交錯するミステリーも最近では珍しくありませんが往々にして読みにくくなったり、謎解きの面白さが減ってしまったりしてしまうことも少なくありません。本書の場合はぎりぎりセーフといったところでしょうか。ガマシュ警部、捜査どころではないのではという場面もありますが最後は推理による解決へと持っていってます。できればシリーズ第1作の「スリー・パインズ村の不思議な事件」(2005年)を本書より先に読んでおくことをお勧めします。

2レコード表示中です 書評