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ミステリの祭典

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民宿雪国

作家 樋口毅宏
出版日2010年12月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 6点 よん
(2022/10/31 13:29登録)
トリッキーな仕掛けと血まみれのショッキングシーンが用意された第一・二章、某有名人らしき人物を登場させた第三章を丸ごと伏線に配し、嘘で固めた民宿の主であり画家であり、希代の殺人鬼である男の正体を白日の下に晒しつつ、この国が戦中戦後に行ってきた欺瞞の数々も浮かび上がらせる問題作。

No.1 7点 まさむね
(2014/09/28 16:23登録)
 老年になってから画壇デビューし,国民的画家となった「丹生雄武郎」。彼は,新潟の海辺の民宿の主でもあった。97歳の長寿を全うした彼の生涯について,生前に残した日記などを基に,あるライターが追っていく…。
 前半の,目新しさはないながらもトリッキーな展開に,まずは掴みとられました。中盤以降の,昭和史を絡めた怒涛の展開も凄い。過激さと繊細さが同居しています。「問題作」との書評もある意味頷けるのですが,単にこの3文字では言い表せない何かを感じます。

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