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ミステリの祭典

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探偵は今夜も憂鬱
柚木草平シリーズ

作家 樋口有介
出版日1992年10月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 3点 ボナンザ
(2024/08/25 23:05登録)
久しぶりに読んでも柚木が相変わらずで笑ってしまう。

No.1 7点 makomako
(2014/07/13 07:37登録)
 柚木草平シリーズの第3弾。3つの中編連作となっておりいずれも美女が出てきて、柚木はそれに翻弄されつつ事件を解決?するお話。
 こういってしまうと身もふたもないのだが、中身は濃い。この手の話としてはちょっと濃過ぎるようにも思えたが、作者のあとがきに「自分は短編は苦手でこの話も長く書きすぎて編集者から短く削れといわれた。」とあり納得。
 樋口氏の小説は何気ない風景描写と粋な会話が大きな魅力なのだが、それがぐんと濃縮されているので濃すぎるコーヒーを飲んだ感じでした。
 なかなかおいしいのだが、ちょっと胸につかえるといったところでしょうか。好きなシリーズなので評価は少し甘いけど。

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