「法隆寺の謎」殺人事件 「はやぶさ(ブルー・トレイン)」180秒の逆転 |
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作家 | 深谷忠記 |
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出版日 | 1988年05月 |
平均点 | 7.33点 |
書評数 | 3人 |
No.3 | 6点 | 蟷螂の斧 | |
(2018/09/09 18:41登録) サブタイトル『「はやぶさ(ブルー・トレイン)」180秒の逆転』から、時刻表トリックを想像したのですが、ある意味”逆転”を食らいました(笑)。探偵役がいま一つピンときません。探偵役が犯人像のヒントを出すのですが、決定的な推理(解決)は刑事役が行っています。主役が二人いるような感じで、どうもしっくりしません。まあ、「考える人」という探偵像なので致し方ない?。 |
No.2 | 7点 | あびびび | |
(2018/06/24 00:36登録) 図書館でこの作家さんの本棚はいつもスルーしていたけど、今回初めて読んだ。結構読みやすいし、法隆寺の謎も本格的で興味津々。ブルートレインの時差や殺害方法なども良く練られていて、面白かった。 探偵役の数学者と、その恋人の会話や存在感も爽快だった。 |
No.1 | 9点 | myk | |
(2004/02/14 23:44登録) この本を読むに至ったのは所謂「本格」を読みつづけているうちに「たまには旅情派ミステリーでも読んで息抜きするか」くらいの気持ちでした。しかし、この作品は非常にトリックも秀逸で十分満足しました。社会派と本格派の線引きは難しいですね。 |