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ミステリの祭典

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蜂に魅かれた容疑者
警視庁総務部動物管理係シリーズ

作家 大倉崇裕
出版日2014年07月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 まさむね
(2024/07/13 08:00登録)
 警視庁いきもの係シリーズ第2弾。今回は長編。
 薄圭子巡査と須藤友三警部補の絶妙な掛け合いが楽しい。薄の天然ボケもいいが、須藤の突っ込みもなかなかのもの。コンビの信頼関係?は確実に増していますね。
 前作に引き続きこういった雰囲気を楽しむのかな、と思っていたところ(もちろん楽しめるのだが)、終盤の急展開&急加速には結構驚かされました。気軽に楽しめる、読み得な作品。

No.1 6点 kanamori
(2014/08/25 18:44登録)
新興宗教団体「ギヤマンの鐘」に対する捜査の責任者・鬼頭管理官が襲撃を受け、警察病院に入院する事態になる。同じころ、スズメバチが人を襲う事件が続発、こちらの捜査は警視庁総務部の須藤にお鉢が回ってきた--------。

事件関係者のペットの世話を担当する警視庁の動植物係・須藤警部補と、動植物オタクの不思議ちゃん・薄圭子巡査のコンビによるシリーズの第2弾で、今回は長編。
天然でボケをかます女性巡査に振り回される元捜査一課の鬼刑事という設定のコミカルなテイストは前作同様ながら、終盤にいたり事件が急展開を見せ緊迫した内容になる。新興宗教団体とスズメバチの関係は予想できるものの、これは意外な方向から一撃を喰らった感じだ。
薄巡査が”裏の構図”に気付くキッカケがちょっと強引なロジックと思えなくもないが、そこそこ楽しめる出来でした。

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