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ミステリの祭典

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蜂に魅かれた容疑者
警視庁総務部動物管理係シリーズ

作家 大倉崇裕
出版日2014年07月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2014/08/25 18:44登録)
新興宗教団体「ギヤマンの鐘」に対する捜査の責任者・鬼頭管理官が襲撃を受け、警察病院に入院する事態になる。同じころ、スズメバチが人を襲う事件が続発、こちらの捜査は警視庁総務部の須藤にお鉢が回ってきた--------。

事件関係者のペットの世話を担当する警視庁の動植物係・須藤警部補と、動植物オタクの不思議ちゃん・薄圭子巡査のコンビによるシリーズの第2弾で、今回は長編。
天然でボケをかます女性巡査に振り回される元捜査一課の鬼刑事という設定のコミカルなテイストは前作同様ながら、終盤にいたり事件が急展開を見せ緊迫した内容になる。新興宗教団体とスズメバチの関係は予想できるものの、これは意外な方向から一撃を喰らった感じだ。
薄巡査が”裏の構図”に気付くキッカケがちょっと強引なロジックと思えなくもないが、そこそこ楽しめる出来でした。

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