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ミステリの祭典

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災厄

作家 周木律
出版日2014年05月
平均点5.00点
書評数3人

No.3 4点 はっすー
(2017/08/21 23:21登録)
堂シリーズを全部読んだのでこっちの方も読んでみました
災厄の正体などは悪くは無いのですが政治家たちと主人公の争いや主人公の妻と友人の話が半沢直樹シリーズに影響を受けてる感じ…特に最後の展開はさすがにやり過ぎてて寒かったです…

No.2 6点 アイス・コーヒー
(2014/10/26 12:38登録)
「眼球堂の殺人」でメフィスト賞を受賞した著者の初ノンシリーズ長編。本格の体裁をとった「堂」シリーズの方は未読だが、本作はパニックサスペンスになっている。
本格ミステリ作家らしく、意外な不審死の正体や巧妙な伏線など、秀逸な点が各所に見られ割と面白かった。確かにこれでは日本が壊滅するのも頷け…。
文章も読みやすくスラスラ読み進められた点も好印象。とりあえずサスペンス路線での活躍も期待できそうだ。
ただ、政府が即座に四国での不審死をテロだと主張した理由がよくわからない。著者が再三再四言い訳をしてなんとかこじつけようとしているのは感じられたものの、ここの展開がご都合主義すぎて気になってしまった。
それにあっさり終わらせないラストも少し気に入らない。日本人的な結末ではあるけど、B級サスペンスでそんなこだわりを入れなくてもいいのに…。
とはいいつつも面白かったことには変わりないので、映像化していただきたい一冊だ。

No.1 5点 虫暮部
(2014/08/11 20:25登録)
 安生正『生存者ゼロ』のオルタナティヴといった感。真似だとは言わないし、思い切ったネタも面白いけど。西尾維新作品でも壊滅するし、四国は受難の地である。政治家や役人のキャラクターは典型的だし、主人公のプライヴェートな確執もあまり物語を深くする役目は果たせていない気がする。

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