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ミステリの祭典

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二歩前を歩く

作家 石持浅海
出版日2014年03月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 6点 メルカトル
(2023/08/25 22:24登録)
ある日、僕は前から歩いてくる人に避けられるようになった。まるで目の前の“気配”に急に気がついたかのように、彼らは驚き避けていく…。(表題作)とある企業の研究者「小泉」が同僚たちから相談を持ちかけられ、不可思議な出来事の謎に挑む。超常現象の法則が判明したとき、その奥にある「なぜ?」が解き明かされる!チャレンジ精神溢れる六編のミステリー短編集。
『BOOK』データベースより。

面白いんだけど、何か物足りなさも覚えます。それぞれの超常現象は不可思議で、一体何が起きているんだろうと興味を惹かれます。謎を解く小泉はなかなか魅力的な人物で好感が持てますし、悩みを持ちかける同僚や会社の先輩、後輩はそれなりに真摯にそれらに向き合おうとします。でもどこか脱力した様な感覚が拭えません。




【ネタバレ】




超常現象自体が起こるシステムは残念ながら明かされません。唯一表題作だけは何となく、その絡繰りが解明されますが。しかし、それも十分に納得の行くものとは言えません。
では何が真相として明かされるのか?それは相談者自身の後ろめたい過去です。その因果として超常現象が何故起こるのかが、明らかにされます。言ってみれば、悩みを抱えた人達自身が加害者であり、被害に遭った人の「意志」により様々な不可解な謎が呼び起こされるという仕組みです。だからまあ、自業自得なのですね。これでハウまで解決されたら、超傑作だったと思いますよ。無理ですけど。

No.1 5点 虫暮部
(2014/11/27 17:11登録)
 西澤保彦みたい……。
 同じパターンの短編を6編も並べるのはやりすぎ。

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