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ミステリの祭典

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迷宮 Labyrinth

作家 倉阪鬼一郎
出版日2000年01月
平均点3.50点
書評数2人

No.2 4点 名探偵ジャパン
(2017/02/14 13:03登録)
「ホラー、ファンタジーだと思ったらミステリだった」と、その逆では、前者ほうが圧倒的に評価されます。というよりも、後者(ミステリだと思ったらホラー)を読まされた読者は、ほとんど例外なく「ふざけるな」と文句を言いたくなるのではないでしょうか。
ミステリの皮を被った何か別のもの。「ミステリの威を借るホラー」とでもいいましょうか。こういう試みは今後、業界全体で排除していかないと、読者の信用を失う一方だと思うのデス。

No.1 3点 メルカトル
(2014/02/25 22:14登録)
再読です。
言いたくはないが、よく編集者がOKを出したなと思う。これは世に出してはいけないレベルの作品。帯にも作者への賛辞は書かれているが、作品に対しての推奨の言がなかったのも頷ける。
内容としては、ミステリ、ホラー、幻想小説の要素を盛り込んだだけの「がらくた」。探偵も推理も捜査もあったもんじゃない。
一応、不可能犯罪を謳われているが、その真相は一体どうなったのだろうか。犯人だけは分かったが、事件の顛末は一向に明かされないと思ったら、そのまま終わってしまった。この小説は一体何が言いたかったのかさっぱり分からない。
もし最後の一行がなかったら2点だったな。本来であれば、1点でもおかしくないが、私は温厚なので(笑)3点付けさせていただいた。

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