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ミステリの祭典

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ホメロスの殺人方程式

作家 小峰元
出版日1987年03月
平均点3.50点
書評数2人

No.2 5点 nukkam
(2024/01/11 23:16登録)
(ネタバレなしです) 1987年発表の本書は小峰元(1921-1994)の最後の長編作品となったユーモア本格派推理小説です(但し本書以降も短編作品はいくつか書かれていた模様です)。マンションの自室で見知らぬ男の死体を発見する羽目になった大学生の主人公が仲間たちと事件を調べていくという青春ミステリーです。中盤に結構衝撃的な出来事が起きるのですが、飄々とした雰囲気は全く変わりません。軽妙で読みやすい作風ながら最終章で方程式を駆使しながら明かされた真相は非常に複雑で難解、そして事件の決着のつけ方という点では(家庭教師の件も含めて)不満を抱く読者もいるかもしれません。

No.1 2点 ∠渉
(2014/01/26 13:13登録)
こんなに回りくどい謎解きもなかなかないのでは。
わざわざ起こる事件を方程式にしてから解くとは・・・。
こんな青春もありなのでしょうかね。
キャラクタは相変わらずの小峰節でした。これまたくどい。
青春とはくどいもんです。

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