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ミステリの祭典

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パスカルの鼻は長かった

作家 小峰元
出版日1977年05月
平均点2.00点
書評数2人

No.2 2点 nukkam
(2015/12/17 09:47登録)
(ネタバレなしです) 1975年発表の長編第4作で高校生向けの雑誌に掲載されています。主人公が小峰元ですが別に作者の分身というわけではなく、高校3年生の設定です。エキセントリックな人物個性が読み手の心にしみじみと伝わるかは微妙ですけれど、勢いのある言動は確かに若さを感じます。しかしプロットが謎解きメインでない上に、何度もパスカルの原理が謎解きに役立ちそうなことが示唆されるのですが結局十分な説明もされずに終わってしまい、推理小説としては出来が悪いとしか言えません。青春推理小説でなく青春小説と割り切って読んだ方がいいかも。

No.1 2点 ∠渉
(2014/01/07 21:03登録)
小峰元の青春×ミステリ第4弾。
学研の「高3コース」なる雑誌に連載されてたとか。当時のティーンエージャの支持がうかがえます。
小粒(ヒッグス粒子もびっくり)なミステリではありますが、かけがえのない仲間とかけがえのない青春を全力疾走する姿は、いいんじゃないでしょうか。自意識過剰で馬鹿で小生意気で小粋な主人公の「小峰元」は世代こそ大きく違えど、男なので「わかる!」というところもなきにしもあらず。やっぱ青春は小っ恥ずかしいからこそ、良い。
あとタイトル好き。

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