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ミステリの祭典

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白戸修の逃亡
白戸修シリーズ

作家 大倉崇裕
出版日2013年09月
平均点3.50点
書評数2人

No.2 3点 E-BANKER
(2020/09/12 20:31登録)
「白戸修の事件簿」「白戸修の狼狽」に続くシリーズ三作目。
前二作は短編集だったが、今回はシリーズ初の長編作品になっている。
2013年の発表。

~大型イベントに対する爆破予告の犯人、松崎に間違えられ、多くの人に追われることになった白戸修。しかし、行く先々で過去に事件でかかわった人々が救いの手を差し伸べてくれる。果たして彼は白戸修に戻れるのか? シリーズ初の長編。大人気白戸修シリーズの第三弾~

これは・・・ひとことで言って「つまらなかった」。
何が「つまらない」のかというと、とにかく白戸修が逃げまくるだけの展開が最初から延々と続くのだから。

例によって”因縁の場所”=中野に足を踏み入れた瞬間から白戸修は不幸と不運の連鎖に巻き込まれる。冒頭はいつもどおり軽快で期待は高まる。
ただ、そこからは白戸にも、読者にも一体何が起きているのか訳が分からないままの逃亡劇が続く。そこに過去の事件で関わってきた妙な人々が白戸を何度も助けに現れる展開。
現れるのだが、他の方も書いているとおり、前二作とも読了している私にしても、「こんな奴いたっけ?」っていう感じなのだ。それをいかにも「読者もご存じのとおり・・・」的に書かれてもなぁーって思ってしまった。

短編のときは結構面白かったんだけどなぁー
Amzonのレビューでも、作者は短編はいいけど長編はつまらない的なことが書かれている。
確かに、「福家警部補」シリーズ然り、本シリーズ然りで、どちらかというと短編向きの傾向が強いのかもしれない。
ただ、白戸修自体はいいキャラだと思うので、諦めずに再度チャレンジして欲しいとも思う。
まっ、これ以上書くこともないので、以上。

No.1 4点 kanamori
(2013/10/24 22:55登録)
中野駅界隈に近寄ると必ずトラブルに巻き込まれる体質?の白戸修を主人公としたシリーズの第3弾。

今回はシリーズ初の長編ということで、短編での軽本格モノとは若干違って、何者かの策略によって、お台場のイベント会場を標的とする爆弾男に擬せられた主人公の逃亡劇がメインとなっている。
謎解きの要素はさらに薄めに感じられ、途中までは作者の嗜好が前面に出ていた「無法地帯」や「警官倶楽部」に似たテイストを感じた。最後にはちょっとした仕掛けが暴かれるのだけど。
前の2作で登場したキャラクターたちが次から次へと”助っ人”として現れるのだが、これがいまいち記憶にない。本書から読んだ人には、なおさら何が何やら訳が分からないのではなかろうか。

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