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ミステリの祭典

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上石神井さよならレボリューション

作家 長沢樹
出版日2013年09月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 6点 虫暮部
(2014/07/07 12:08登録)
あまりにあざといキャラクター群、ではあるが、これが楽しめないようなつまらない大人にはなりたくない。

No.1 5点 まさむね
(2014/02/08 21:25登録)
 都立高校写真部の設楽洋輔は,天才かつ変態の岡江和馬の学習指導と引き換えに,生物部・川野愛香の盗撮(しかもフェティシズムな写真)を請け負う…という設定で始まる連作短編(全5編)。
 すべて「消失」がテーマになっているのですが,トリック自体はさもない感じで,正直脱力レベルのモノもあります。
 中盤までは,単にキャラクターに頼ったミステリなのかな…という印象でしたが,後半の4作品目と5作品目(表題作)でやや盛り返してくれました。
 高校1年生の後半から高校2年生の終業時までを描いているので,続編も作者の念頭にあるのかもしれませんね。強烈な妄想癖のある「国府田彩夏」のキャラが結構楽しかったので,続編があるのなら,読んでみようかな。

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