ストリップ・ガールの馬 ペリイ・メイスン |
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作家 | E・S・ガードナー |
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出版日 | 1957年01月 |
平均点 | 5.50点 |
書評数 | 2人 |
No.2 | 6点 | nukkam | |
(2024/01/06 16:23登録) (ネタバレなしです) 1947年発表のペリイ・メイスンシリーズ第29作で、英語原題は「The Case of the Fan-Dancer's Horse」です。ハヤカワポケットブック版で扇ダンサーがストリッパーであることが補足説明されているので日本語タイトルは間違っていないしストリップ場面もありますが、エログロ演出に関心の低い作者ですのでお色気に期待してはいけません。砂漠地帯をドライブしていたメイスンが交通事故を目撃します。事故車の中から一対の扇と一足のダンス靴を発見したメイスンは拾得物の広告を掲載しますが、扇ダンサーと思われる人物から私の馬ですとの意外な連絡が届くプロットです。同じ名前を使っている2人のダンサーを登場させて謎を深めたり、第10章では時間表を駆使して殺人現場に出入りした容疑者たちの動向をチェックしたりと本格派推理小説として充実した作品です。 |
No.1 | 5点 | 弾十六 | |
(2019/08/16 20:03登録) ペリー ファン評価★★★☆☆ ペリー メイスン第29話。1947年6月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評の転載です。いずれ再読したらあらためて書きます。) 裏表紙に「デラが自ら事件の渦中にとびこむ異色作」とあるけどそんなシーンは全くありません。色っぽい要素も無し。 LAが舞台のこのシリーズですが、メキシコ人が登場するのは意外にも初めて。車で暑いインピアリアル溪谷を走るメイスンとデラから物語はスタート。メイスンの無茶な行動はほとんどありません。刑事連はドーセットとホルコムで、トラッグは活躍なし。法廷ではバーガーと対決。細かいことにこだわりネチネチ反対尋問するメイスン。小ネタを積み上げて逆転する感じです。銃は.410口径の銃が登場。具体的な描写はありませんが、ショットガンでしょうか。米国事情で興味深かったのは、夜中に安ホテルが無人で部屋を貸すシステム。 (2017年3月31日記載) |