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ミステリの祭典

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虫のくったミンク
ペリイ・メイスン

作家 E・S・ガードナー
出版日1961年09月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 弾十六
(2019/08/18 00:57登録)
ペリーファン評価★★★☆☆
ペリー メイスン第39話。1952年4月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評の転載です。いずれ再読したらあらためて書きます。)
レストランのデラとメイスンから物語は始まります。消えたウェイトレスと謎の男。トラッグが来た時にガーティが出すサイン: 電話のベル3回。デラの万引き癖は父方の祖父老海賊ストリート船長から(嘘です)。トラッグが感情を込めて語ったある警官の物語。いつもの家庭内トラブルとは違うハードボイルド的世界です。トラッグと相棒の刑事はメイスンとドレイクを締め上げる。予審では、弁護士が証人となることについての議論があり、メイスンはネチネチ尋問で事件を解決に導きます。
銃は38口径 スミス・アンド・ウエッスン スペシャルの「警察拳銃」3インチ銃身(A Smith and Wesson police special, thirty-eight caliber, with a three-inch barrel) シリアルS64805。このシリアルだとNフレームで1946-1947年製で、S&W .38/44か .357Magnumが該当します。S&W Police Specialという名称の拳銃は無いので、このpolice specialは警察仕様と言う意味か。(小文字ですからね…)
(2017年4月16日記載)

No.1 6点 nukkam
(2015/03/19 16:27登録)
(ネタバレなしです) 1952年発表のペリー・メイスンシリーズ第39作です。たたみかけるような尋問で手掛かりを求めるのがメイスンの得意技ですが、本書では登場人物が次々に行方をくらますのでその捜査手法が思うように進められず、もどかしさがいつもと違う緊張感を生み出しています。シリーズに登場する警官の中では冷静沈着型のトラッグ警部がいつになく熱い思いを語っているのも珍しいですが、最終章でメイスンの代わりにトラッグが真相を説明しているのもこれまた珍しいです。その締め括りはかなりの衝撃度です。

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