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ミステリの祭典

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叫ぶ女
ペリイ・メイスン

作家 E・S・ガードナー
出版日1958年01月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 弾十六
(2020/01/25 08:37登録)
ペリーファン評価★★★☆☆
ペリー メイスン第53話。1957年5月出版。ハヤカワ文庫で読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
嘘が嘘を呼ぶのですが、お互いはどう思ってたのでしょう? 全体的に何かモヤモヤした感じの話です。ホルコムもトラッグも出てきません。バーガーの異常な復讐心だけが際立っています。(私怨たっぷりの行動を露わにし始めたのは「消えた看護婦」あたりからかなぁ) 一生懸命にデラを讃えるところが微笑ましい。
(2017年5月4日記載)

No.1 6点 nukkam
(2016/10/06 01:33登録)
(ネタバレなしです) 1957年発表のペリイ・メイスンシリーズ第53作の本格派推理小説です。身勝手な依頼人であっても依頼人を見捨てないメイスンが描かれるのは本書に限ったことではありませんが、それゆえに他に困っていそうな人物が頼ってきてもそちらの弁護人になることができません(依頼人の不利益になるかもしれないので)。そしてそちら側の弁護人が悪徳弁護士であることが事態をますますややこしくします。検事だけでなく悪徳弁護士の出方にも注意しながらの法廷論争はサスペンスたっぷり。ハミルトン・バーガー検事を巧みな法廷テクニックであしらいながら真犯人を指摘する推理が鮮やかです。

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