長い脚のモデル ペリイ・メイスン |
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作家 | E・S・ガードナー |
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出版日 | 1960年01月 |
平均点 | 5.00点 |
書評数 | 2人 |
No.2 | 5点 | nukkam | |
(2020/11/02 22:19登録) (ネタバレなしです) 1958年発表のペリイ・メイスンシリーズ第55作の本格派推理小説です。メイスンが証拠に細工するのは本書が最初でも最後でもありませんが、秘書のデラまでもが(しかもメイスンに内緒で)加担しています。親子が同じ名前なのを利用して(シニアとジュニアで区別されますが)警察をどちらのことなのか混乱させようとしますし、法廷では検察側に散々証言させておいて「証言を全面的に削除を提案」してかき回す、それでも不利な局面を察知して(禁じ手に近い)被告の証言を画策したりといつにも増して芝居ががかってます。締めくくりは唐突で推理説明が物足りないのが残念ですが途中までは実にめまぐるしい展開です。そうそう、トラッグ警部が味方のはずのハミルトン・バーガー検事に「わからずや!」と毒舌吐いているのも貴重です(笑)。 |
No.1 | 5点 | 弾十六 | |
(2020/01/27 21:12登録) ペリーファン評価★★★☆☆ ペリー メイスン第55話。1958年1月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。) Saturday Evening Post連載(1957-8-10〜9-28)ポスト誌集中連載時代(10年間に14作)の6作目。連載時のタイトルはThe Case of the Dead Man's Daughter。結婚祝いの定番は、電気コーヒー沸かし、ワッフル焼き器、電気シチュー鍋。メイスンとデラはルーレットごっこをするが目が出ず、トラッグと追いかけっこ。メイスンが拳銃を弄んでると、ホルコムがズカズカ侵入、トラッグはバーガーに毒づきます。陪審裁判では冒頭からバーガーがメイスンを陥れようとしますが、ガーティのおかげで閃くメイスン、事件を解決します。 銃は.38口径コルト「銃身のずんぐりした2インチ径の弾巣の探偵用」(snub-nosed, two-inch barrel, detective guns「銃身2インチ、スナブノーズ型のデカ用拳銃」)、Colt Detective Specialのこと? Colt Official Police等も候補ですね。 (2017年5月8日記載) |