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ミステリの祭典

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うかつなキューピッド
ペリイ・メイスン

作家 E・S・ガードナー
出版日1983年01月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 弾十六
(2022/09/10 10:07登録)
ペリーファン評価★★★☆☆ ペリー メイスン第79話。1968年3月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
尾行者を脅す婦人。メイスン登場は第2章からですが、第1章は不要な感じ。ドレイク事務所の料金は1日50ドル(プラス必要経費) 今まで数回名前だけ出てきた女性飛行士ピンキーの詳しい描写が初登場。(The Perry Mason Book: A Comprehensive Guide to America’s Favorite Defender of Justice (English Edition)によるとピンキーはガードナーの友人で、書かれている内容は実際のネタ) 会議で演説をぶつメイスン。法廷シーンは陪審なしの裁判(多分シリーズ初)、バーガーが最後に乗り出しメイスンを非難するパターン。今回のメイスン戦術は反則気味ですが鮮やかです。全体的に中篇のネタですね。次回バーガーは出演しないので力なく腰掛ける姿が公式メイスンシリーズ最後の登場シーンです…
(2017年5月26日)

No.1 6点 nukkam
(2015/08/16 21:03登録)
(ネタバレなしです) (女性が)「自分を尾行している男の顔をぶったらどうなるか知りたい」という依頼で幕開けする1968年発表のペリイ・メイスンシリーズ第79作の本書はたたみかけるようなストーリーテンポが圧倒的です。次から次へとクライマックスシーンに突入するかのような勢いです。大した推理もなく解決されてしまうので謎解きとしては呆気ないのですが、退屈しない作品であることは確かです。

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