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ミステリの祭典

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憑き物
観察者シリーズ

作家 鳥飼否宇
出版日2013年05月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 虫暮部
(2014/05/28 20:20登録)
これは短くまとめすぎではないか。物語の骨格が剥き出しのままで読まされたような印象である。もう少し肉付けがあっても良かった。なんか勿体無い。

No.1 6点 kanamori
(2013/06/15 11:16登録)
”観察者”鳶山と女性写真家「わたし」のコンビが日本各地で遭遇した怪異現象の謎を解く連作ミステリ、「物の怪」につづく第2短編集です。

生き物オタク・鳶山の博識に依存するネタが多く、読者が謎解きに参加するのが難しいところもあるのは、小島正樹の一連の作品を思わせるところがありました。
それでも、各作品ともさりげなく伏線が張られた端正な本格ミステリに仕上がっており、なかでは奄美大島を舞台にした「冥き森」を個人的に推します。

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