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ミステリの祭典

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昨日まで不思議の校舎
市立高校シリーズ

作家 似鳥鶏
出版日2013年04月
平均点3.50点
書評数2人

No.2 2点 ボナンザ
(2020/02/03 21:58登録)
これまでもとんでもない登場人物だらけの学園だったが、その理由(?)が明かされた一作。
この巻は葉山君の心理描写があまりに一方的で鼻につく。最後の真相なんて全く証明できてないのにそこまで決めつけていいんですかね・・・。

No.1 5点 kanamori
(2013/06/23 17:52登録)
学校の七不思議を特集した超自然現象研究会の会誌に触発されたように、市立高校で「口裂け女」や「トイレの花子さん」などに見立てた悪戯が連続する。葉山くんと柳瀬さんは事件の背後にある悪意を突き止めるが------。

中盤を過ぎて登場する伊神先輩によって、あれよあれよという間に次々と謎解かれる真相は、いかにも青春ミステリといった動機によるものでした。いずれもトリック的には肩透かしぎみでモヤモヤ感もあるが、一応解決した後の残り60ページになってからが本書のキモの部分でしょう。
ただ、これまでのシリーズの流れを収束させた結末部分は1作目を読んでないと分かりずらいのが難点。

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