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ミステリの祭典

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笑うハーレキン

作家 道尾秀介
出版日2013年01月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 take5
(2017/07/16 06:45登録)
道尾作品らしい反転はありますが、
ミステリーらしさは薄いです。
人の弱さはよく描けています。
まあ楽しめたの5点です。

No.1 5点 まさむね
(2013/03/19 00:05登録)
 読売新聞に連載されていた新聞小説です。
 経営していた会社も家族も失い,今は「ホームレス家具職人」とでも言うべき生活を送る主人公。そこに謎の女・奈々恵が弟子入り志願してきて,さてさて…という展開です。
 人と人との絆だとか,人間への温かいまなざしだとか,その想いは伝わってきます。また,作者らしい伏線や反転も(期待ほどではなかったにせよ)忍ばせてあります。
 一方で,冗長に感じてしまった面も。また,後半の「棚修理」の流れは,唐突過ぎるし,個人的には「とって付けた感」が否めませんでした。
 道尾作品としては,正直「中の下」といった印象です。サービスしてこの点数でしょうか。

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