虚空の糸 警視庁捜査一課十一係 |
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作家 | 麻見和史 |
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出版日 | 2013年04月 |
平均点 | 6.00点 |
書評数 | 2人 |
No.2 | 6点 | たかだい | |
(2024/12/21 07:02登録) 今回の敵(犯人)は、都民を人質に警視庁を脅迫する凶悪な恐喝殺人犯「MH」 東京都民を1日1人ずつ殺害していく事を宣言し、身代金2億円を払えと要求する大胆不敵な奴です 現場に残された不可解な偽装工作、被害者が殺害かれた理由、身代金2億を巡る犯人と警察の攻防 見所の多い話で、リアリティとフィクションの塩梅が丁度いいのか程良い緊迫感が持続して楽しめる良作かと思います (厳密には毛色がちょっと違いますが)ジェフリー・ディーヴァーの「リンカーン・ライム」シリーズに通じるものがあるなと思っており、新米女性刑事とぶっきらぼうなベテラン刑事のコンビ、さらにその仲間たちの活躍には今後も期待したい所です |
No.1 | 6点 | 空 | |
(2024/06/22 23:33登録) 講談社文庫版では「警視庁殺人分析班」となっている捜査一課十一係シリーズの第4作です。主役の如月塔子巡査部長と鷹野秀昭警部補がなかなか魅力的です。タイトルもなるほどと思わせられます。 事件は「警視庁脅迫事件」、東京都民を殺されたくなければ二億円を払え、という無茶なもの。まあそこはミステリですから、裏があるわけです。事件の展開は意外性もあり、楽しめました。 ただ、疑問点もかなりあります。まずこの犯人、いくら何でもある人物を信用しすぎです。また、二者択一のもう一方だった場合、さらに「想定外のこと」が起こらなかった場合、犯人がどうするつもりだったのか、全く不明です。第2の殺人現場検証段階で、ある予測を考えたものの、犯人の視点から書かれた部分を読んで、予測は違っていたのかと思ったのですが、実際には合っていました。犯人視点部分はない方がよかったでしょう。 |