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ミステリの祭典

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不良少女
柚木草平シリーズ

作家 樋口有介
出版日2007年11月
平均点4.50点
書評数2人

No.2 3点 ボナンザ
(2025/03/22 19:46登録)
いつものとおりと言えばいつものとおり。今回は結構肉体関係多め、憂鬱エンド多めかな?

No.1 6点 makomako
(2012/12/11 23:02登録)
 柚木草平シリーズの短編集。最初の「秋の手紙」は結論がどうもはっきりしない。連作集とのことなのであとで何とか分かるかと思ったが、話は全くつながっておらず結局不明のまま。ちょっともやもやしている。「薔薇虫」はまずまずだけどなんか文章がくどい感じとなったなあと思っていたら、つぎの「不良少女」からなんだかすっきりしてきた。あとがきをみたら作者が文体を変えたとのこと。ーーなるほど。
 それでも樋口氏の小説はどれを読んでも同じようだという評判は時々耳にする。登場人物の会話に独特のシャイと粋があるせいと思っていたが、この連作を読んで気づいたのだがちょっとした切れ目の先端には必ずといってよいほど花鳥風月の描写が入る。わたしは素敵だと思うのだが、いつもおんなじ様な描写と感じる人もいるのかも知れない。

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