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ミステリの祭典

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妄想女刑事
警視庁捜査一課所属・宮藤希美シリーズ

作家 鳥飼否宇
出版日2012年09月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 メルカトル
(2021/01/11 22:06登録)
警視庁捜査一課所属・宮藤希美には奇癖があった。スイッチが入ると、ところかまわず妄想の世界に没入してしまうのだ。だが、これが謎のバーテンダー・御園生独にかかると、なぜか辻褄のあった推理に翻訳され…? 電車の網棚に置き去りにされた人間の手首、ナース服を着たベルギー人の死体……不可解な事件もモーソー推理でズバッと解決(するかも?)!
Amazon内容紹介より。

まあまあですかね。毒にも薬にもならないと言うか、ユーモアも程々でそれなり、本格ミステリとしては穴が多すぎてお話にならないです。そんな中に在って、やはり『通勤電車バラバラ殺人事件』が面白かったです。しかし、これだけ振り回されて、解決が呆気なさ過ぎてやや拍子抜けでした。それは他の作品にも言える事ですが。それにしても、切断マニアが本当にいたら嫌だなと思いますよ、本当に。

警視庁の捜査一課の刑事が、小笠原諸島から東京までイルカに乗って往復してアリバイ工作をするという仮説を本気で検討しているとしたら、大馬鹿野郎ですね。まあその程度の作品なので、真面目に読むのは大きな間違いでしょうね。
あと、私も四話辺りで御園生の正体は分かってしまい、ちょっとがっかりしました。何しろ、妄想刑事ですからね、想像力を発揮すれば自ずと知れてしまうでしょう。

No.1 5点 kanamori
(2012/11/09 13:39登録)
いったんスイッチが入ると推理が妄想に変わり、それをヒントに事件を解決するという、警視庁捜査一課の女性刑事を探偵役にした連作ミステリ。
作者の「~的」シリーズのようなぶっ飛んだ内容のものを期待していましたが、バカミス度でいうと中途半端という印象。
ミステリ的には、大江戸線を使ったこじんまりした時刻表ミステリ「通勤電車バラバラ殺人事件」が面白かったが、東京の地下鉄になじみがないと取っ付きにくいかもしれません。
全編を貫く謎のバーの店主の正体は、4編目ぐらいでなんとなく判ってしまいました。

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