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ミステリの祭典

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動機

作家 横山秀夫
出版日2000年10月
平均点7.12点
書評数26人

No.6 8点 shige-tee
(2004/08/14 11:57登録)
 一つ一つの短編に関しては、陰の季節の方が良かったように感じました。
 ただ、逆転の夏は読み応えがありました。本格物としてはそれほど評価できないかもしれないが、重いテーマを中心として、登場人物が実にうまく描かれており、ぐいぐいとストーリーに引き込まれました。
 今までは短編しか読んだことがありませんが今度は是非とも重厚なストーリーの長編が読んでみたいです。

No.5 7点 しゃんテン
(2004/07/05 16:59登録)
 収められている短編の中で特に気に入ったのが、「逆転の夏」。元服役囚の主人公は愚か。見返りなんてあるはずがないのは分かりそうなものなのに、それでも延々と別れた妻にお金を送り続ける…。ばか…その馬鹿さ加減は、読んでいて心が痛くなるものがある。
 どの短編もどんでん返しがあり、また、心が沈んでいく…。さくさくと楽しく読めたが、読み終えて暗い気持ちになった一冊

No.4 6点 SD
(2004/03/11 23:07登録)
作品としては「逆転〜」が好きです。加害者と被害者が理解し合う事の難しさを感じました。

No.3 7点 ギザじゅう
(2004/02/11 17:24登録)
やはりこの作家は只者ではない。
警察官以外にも元受刑者、事件記者、裁判官と様々な職を描き、その立場にとらわれない人間としての姿との葛藤を描きだす。本書の白眉は表題作の『動機』

No.2 7点 えむ
(2004/01/23 22:02登録)
短篇というのはごくあっさりと
読みきってしまうものが多いのだが、
この短編集にはグイグイと惹きつけるような
力があると感じた。

No.1 9点 ナベ
(2004/01/18 00:15登録)
面白かった。
会話のリアリティとリズム感とスピード感。
「刑事以外の警察官主人公」。すべてが新鮮だった。

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